ただ一人の魔法使い



その後、祖父から


「ヨナの変わりだ。」と言われ新しいパートナー、ヨルを生み出してくれた



だけど、僕のパートナーはヨナだけ



〈休憩したら…?体に悪いよ〉



「……別にいい…」



〈…………〉



ヨルが心配してくれていた事はわかっていた



けど、それどころじゃなかった



魔法特殊能力について調べに調べて



解ったのが、魔法特殊能力のわずかな特徴と、研究所の中にあった資料の記入…


夜「…数名前に魔法特殊能力者を捕獲…実験台と一名が失踪…」



それだけだった



それしか解らなかった



魔法特殊能力者がまだ一人だけでも居る、というのが救いだったけど



この広い世界の中から、そのたった一人を見つけ出すなんて、不可能に近いものだった






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