ただ一人の魔法使い






******







『………ぁ……』



夜「……何で泣いてんの。」



『だっ…てぇ……』



気づくと、頬を伝って涙が流れていた



それは、止まる事がなく



ポロポロと、、、



夜「…………」



厄「夜斗、そろそろ始めるぞ。」



何時から居たのか、厄名が回りの機会を弄りながらこちらを見ていた



夜「…わかってる。」



チクッ…と針の刺さっていないもう片方の腕に、同じく水槽に繋がった針を刺した



『ッ………』



厄「始めるぞ。」



夜「…………」



厄名の言葉と同時に、聞き覚えのある機会音が、ゴウンッ…と鳴り響いた






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