ただ一人の魔法使い



夜「何でヨナが悲しんで…」



七「ヨナの心の声…教えてあげるわ。」



目を閉じ、そっと語りだした

それは、親が子供に

語りかける様な…



七「夜斗…もういい。これ以上すると、その女の子…死んじゃう。」



夜「けど…ヨナは助かる。」



七「でも、その女の子は死んじゃう。」



夜「…………」



七「夜斗が私の為に頑張ってくれた。それは嬉しい、けど…」



オ〈…それ以上に…その女の子が死ぬのは、とても悲しい…〉



七・オ「〈命は大切。だから…その大切な生きた命を代償にするなんて…もう止めて。〉」



夜「…………」



七里ちゃんとオレン君が言うと、ヨナちゃんの光が少しだけ、小さくなった様な気がした






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