ただ一人の魔法使い



ユ「この部屋から早くお姉ちゃんを連れて逃げて…っ」



ユラン君が焦る理由は、一瞬で皆が理解した


何故なら、



優「こ…氷…」



ヨナちゃんを中心に
床、壁等が大きく、透明な氷となって凍りついていく



空「な…何がどうなってんだ!?」



ユ「厄名がこの部屋の安全装置を全部解除しちゃったみたい…」



ラ〈…つ…つまり…?〉



「「…どゆ事?」」



理解出来ていない二人を見て、夜斗君が冷静に答えた



夜「…魔法特殊能力を入れ物に移す時に起こる膨大なエネルギーを抑える装置の安全装置も解除された。」


ヨ〈簡単に言えば…〉



七「……能力の暴走。」



能力の暴走



言葉のそのまま、能力が暴走してしまう事





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