ただ一人の魔法使い
バリィッバチヂッ!!!
図太い雷が真上からふってきた
桜「きゃっ…」
ラ〈ぉわっ…〉
『……っ…
《雪華舞》』
魔法を唱えた瞬間、体に激痛が走った
が、
キイィンッ…
吹き荒れる雪が私達を守る様にして一時、固まり
雷に当たった瞬間、花の様に散って消え、雷からは免れた
〈魅衣ちゃん!?大丈夫?!〉
『……大っ…丈夫……』
痛みはしばらくすれば治まるし…
けど
…魔法特殊能力が、体の中で足りてないのが
何となく解る
さっきよりは、回復してきた様な気がするけど…まだ、体内で完全に回復しきってない
…でも、
厄名の仮説
魔法特殊能力は抜かれると、どんどん無くなっていく
この仮説は
違っている事も、解る