ただ一人の魔法使い
「「大木の大ちゃん!!」」
リ〈立派に育って下さいよ…!〉
双子ちゃんとリュラちゃんが手を床に向けると、
バキッ…ベキバキッ!!
「「巻き付いちゃえ!」」
前に見た時以上の大きな大木が生え、太い幹をヨナちゃん達に巻き付けた…けど
それは一瞬にして、氷と化し、鋭い雷によって砕かれた
「「大ちゃん!?」」
夜「…………」
大木が砕け、床に散らばったのと同時に夜斗君が氷刀を片手に飛び出した
ヨ〈氷鎌…〉
ヨルちゃんの呟きで、氷刀の形が変化し
とても大きな氷鎌へと変化した
夜「覚悟……!」
氷鎌は一直線にヨナちゃん達に振りかざされた
けど
ドカアアァ―ンッ!!
夜「な……っ」
いつの間にか転がされていた幾つもの小さなビー球の爆風によって阻まれてしまった