ただ一人の魔法使い
七「大丈夫!?夜斗!」
夜「…大丈夫…けど、」
ピキ…キッ…クキ…ッ
桜「あ…足が…」
夜「…大丈夫じゃ、無いみたい。」
空を飛ぶフーちゃん達以外の皆の両足が、床と一緒に凍っていく
ユ「お姉ちゃん!」
『ユ…ラン…君…』
目の前に、空中にさ迷っていたユラン君が現れ、私の肩を持った
ユ「お姉ちゃんは、早く逃げて!僕の能力なら、壁を砂に出来る。」
真剣な顔をして話すユラン君に、困惑する私
『何…で…』
ユ「それに…暴走したパートナーも空海お兄ちゃん達に集中してるから…」
そう言うと、手を壁に突き出した
『わ…私…は…!』
逃げたくない
皆が目の前で闘ってるのに
私だけ
逃げるの?