ただ一人の魔法使い




七「…やっぱり、能力が暴走してるだけあって…」



レ〈強い…ですね…〉



砂煙、瓦礫が辺りを散乱する中



S級ランクの皆が一斉攻撃しても、ヨナちゃん達は無傷



能力の暴走の力が、図り知れない



勝「強くたって、何度でもやりゃぁいいだろ!!」



優「は…はい!」



皆がまた、ヨナちゃん達に向かい攻撃しようとした



けれど、それは



〈《封動》〉



フーちゃんの魔法によって、拒まれた



…と言うよりは



リ〈…体…が…ッ…〉



桜「…動か…ない…?」



ヨナちゃん達以外の

皆の動きを封じた



ユ「…お姉ちゃん…何を―――?」



『ごめんね…




《夢蝶》』



皆と同様、動けずにいるユラン君に魔法を掛けた



ユ「ッ…お…ねちゃ……」




フーちゃんの魔法で体は倒れていないけど
その状態で、クタッと眠ったユラン君







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