ただ一人の魔法使い
「「何だかよく解んないけど…僕(私)達もやる!」」
体は動かない様にしていても能力は使えるらしく、床から植物の蔓と、花びら部分が合金で出来た向日葵を出した
優「わ…私も…」
リ〈はい!〉
皆も双子ちゃん達に続いて、飛んでくる氷や、雷、爆風等を必死に防いでくれた
…ありがとう
心底でそう思いながら、能力を集める事に集中した
手の平に乗る光の球は、徐々に大きくなっていく
…と言うより、光の輝きが増していき、大きくなった様に見える
もっと…
もっと魔力を貯めなくちゃ…
『…っ……ク……』
ズキッズキッ…と胸の奥が痛みだす
空「新川、大丈夫か!?」
『大丈…夫!』
…と言いながらも、胸の痛みは止まない
汗が背筋を伝うのが解った