ただ一人の魔法使い
『もう……少し……っ』
光の球が、直視できなき位までに輝きが増した時だった
ドクンッ…
『っ!……ふ……ッ…クぅ……』
魔力を手の平に集中させた性か
身体に、魔力が行き渡ってない
心臓が悪い意味で高鳴った
〈魅衣ちゃん!?〉
…けど
やらなくちゃ
『…フー…ちゃん…』
〈な…何!?どうしたの!?〉
私の様子を見て、水の壁を張りながら私を心配するフーちゃん
『そろそろ…限界、だから…っ皆を…半径1キロ、以上の場所へ…』
〈限界って…〉
『…魔力を集中させて…るから…魔力の消耗に身体が着いていってない…んだ…』
〈それならまた私が魔力を回復すれば!!〉
そう大きな声を出したフーちゃんだったけど
…フーちゃんの事は、私が一番解ってるんだよ?