ただ一人の魔法使い
『フー、ちゃんだって…魔力の回復…が…追いついてない、でしょ…?』
〈そ…そんな事…〉
『さっき、私に…大量の魔力、を分けてくれた…その状態で…っ水の壁に氷を全て吸収する、為の魔法…を、使ってる…』
魔力を分けてくれるだけでも身体には大きな負担
『フーちゃん…だって、限界が…っ近い、よね…?』
〈…………〉
黙り込むフーちゃんは、悲しそうな表情をしていた
ヨ〈…何の話…?〉
〈……今から皆を、瞬間移動させるから。半径1キロ以上の場所に〉
フーちゃんの言葉に、動けない皆は何とか目だけを合わせ合っていた
夜「…ヨナ達は…どうなるんだ。」
『…その事…については、私が何とか…するからっ!』
その為の魔法!と、光り輝く球を見ながら言った