ただ一人の魔法使い
皆の眼差しが、私に集まった
〈…魅衣ちゃん…〉
皆を瞬間移動させるのに戸惑うフーちゃん
『…ありがとう…』
優「なら…!」
皆に、自分の中で最高の笑顔をして、フーちゃんの方を見た
『フーちゃん…
皆を…瞬間移動、させて。』
桜「え……」
優「何で…」
皆の気持ちは嬉しいし、優ちゃんや桜ちゃん達の気持ちも凄く分かる
けど
…今回ばかりは、私も引けない
〈…いいの?〉
『お願い…。』
「「魅衣ちゃん!?何で…」」
オ〈黒髪のレディ…〉
困惑する皆を見ながら、申し訳なさそうに手を振り上げたフーちゃんに、私は静かに笑った