ただ一人の魔法使い



皆の眼差しが、私に集まった



〈…魅衣ちゃん…〉



皆を瞬間移動させるのに戸惑うフーちゃん



『…ありがとう…』



優「なら…!」



皆に、自分の中で最高の笑顔をして、フーちゃんの方を見た



『フーちゃん…





















皆を…瞬間移動、させて。』



桜「え……」



優「何で…」



皆の気持ちは嬉しいし、優ちゃんや桜ちゃん達の気持ちも凄く分かる



けど



…今回ばかりは、私も引けない



〈…いいの?〉



『お願い…。』



「「魅衣ちゃん!?何で…」」



オ〈黒髪のレディ…〉



困惑する皆を見ながら、申し訳なさそうに手を振り上げたフーちゃんに、私は静かに笑った







< 227 / 267 >

この作品をシェア

pagetop