ただ一人の魔法使い
空「………ぃ…」
寝言、かな
空海君が小さく何かを呟いた
空「……魅衣…」
『!!』
わ…私!?
ギクリとして、握られている手を動かした性か
空「……?ん……」
眠たそうに目を擦りながら、体を起こした
『ぁ…ごめん…起こしちゃった…?』
空「………」
『…?空海君?』
私を見た瞬間に固まる空海君
…だったが
ギュッ
『…ぇ…ぁっ…えぇ!!?///』
目の前には、空海君の赤く、柔らかい髪
私は空海君に
抱きしめられた
空「……よかった…」
そう言いながら、私を抱きしめ続ける