ただ一人の魔法使い



勝「と…取り合えず、み…皆を呼ばねぇと…!」



レ〈は…はい!〉



勝気君とレント君は部屋の窓を開けると、
よじ登り外に飛び立った



えっ!?…と最初は焦ったけど、よく考えれば『二人とも跳べるんだった…』と思い出し、安心した



案の定、勝気君は背中から真っ白な翼を生やし、大きく羽ばたくのが見えた






暫くして



ドタドタドタッ…



空「…来たな…」



部屋の外から慌ただしい足音が数人分聞こえたと思うと



バンッ!!



七「魅っ衣!!!」



オ〈黒髪の…レディ…〉



息を切らした七里ちゃん、そしてオレン君の姿



その後ろにも



優「あ…新川さん…!」



ヨ〈…起きたんだ…〉



夜「………」



優ちゃん、ヨルちゃん、夜斗君の順で部屋の中に入って来た






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