ただ一人の魔法使い
桜「あれ…勝気君は?」
桜ちゃんがキョロキョロと周りを見渡すと
勝「俺はここ、レントも。」
翼を生やしたまま窓の縁に座っている勝気君と、その肩に乗っているレント君の姿
勝気君は軽々と部屋に入ると、置いてあった座布団の上に胡座をかいた
空「これで全員か…?」
フーちゃんと私
七里ちゃんとオレン君
双子ちゃん達とリュラちゃん
勝気君とレント君
夜斗君とヨルちゃん
優ちゃんと桜ちゃん
そして、空海君とライン君
私の部屋に皆が勢揃いしたのは、私が魔法特殊能力者ってばれた時以来
「「えっと〜まず…」」
リ〈何から…始めましょうか?〉
二人の言葉に、『じゃあ、私から。』と手を上げた