ただ一人の魔法使い



夜「……そう…」



『ごめんなさい…!』



何時も、感情が読めない無表情な夜斗君



今だけは、その無表情が怖くて仕方がない



数秒、皆の間に静けさが通った



ヨ〈…でも、ヨナは戻る〉


そんな中、ピシャリと言ったヨルちゃん



ヨ〈ヨナは戻る、遅くなっても〉



〈…ヨル…〉



桜「…そうだね!魅衣ちゃんの魔法だもん、大丈夫だよねっ」



優「…はい!」



『…桜ちゃん…優ちゃん…』



うん!と頷く桜ちゃんと優ちゃんは、にっこり笑顔



七「…魅衣、無表情で何考えてるか分かんないけど、夜斗も同じ事考えてるから、怯えなくていいわ。」



『…七里ちゃん…』



流石…七里ちゃん



私の心の中なんて、丸見えだね…







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