ただ一人の魔法使い
空「……んじゃ勝気!」
勝「おう!」
勝気君は、私の目の前に立った
勝「いいか?今から俺の後をよ〜く見とけよ!」
『う…うん……』
後?
勝「んじゃ………」
フサアァ……
何か柔らかい音がした
その音がした途端、視界が白っぽい銀色……
〈……羽……〉
頭上から、フーちゃんの驚きの声
……って……羽…?
勝「これが、俺の能力だ!」
『………………
翼……羽……』
そう
白っぽい銀色をしたもの
それは 翼
したも、その翼は勝気君から生えている
勝「この翼で、飛んだり出来るんだぜ!」
バサッ!!
空「ぉわっ」
桜「きゃっ!」
翼を羽ばたかせると、もの凄い風が吹き
……勝気君が浮いた