ただ一人の魔法使い
シュルル…
ドサッ…
『い゛っ……』
〈…魅衣ちゃん…着地の練習しようね?〉
『うん……』
腰を摩りながら、目の前のドアをノックした
トントンッ
弥「どうぞ。」
ガチャッ
『弥一にいーーっ!』
弥「ん?どうした?」
『弥一にいって、案外凄い人だったの!?大会とかで優勝って言うか、明晰を残したって…』
弥「ああ!俺は凄いからな!」
〈何処が「俺は凄い」だ…妹の魅衣ちゃんに負ける奴がよく言う…〉
弥「それは気にするな!」
弥一にいが苦笑いをしながら言った
『あと……もう一つ、ここに来たのは一つ質問がしに……』
弥「質問?」
『うん。
私達は、何処に寝泊まりすればいい?』