ただ一人の魔法使い
〔魔物製造ルームの壁が何者かによって破壊され、魔物が逃亡した模様。能力審査中の生徒は、速やかに避難を……〕
『えっ……魔物製造ルーム!?』
魔物を作ってるの!?
勝「速くそこから逃げろーーっ!!!」
空「くそっっ新川!今そっちに行く!魔物の数が多すぎる!!皆も!」
「「うん!………あれ…夜斗君が居ない……」」
七「えっ!さっきまでそこに……」
勝「そんな事はどうだっていい!速く!」
七「……ええ!」
「グルギャアアァァアッッ!!!」
『ど…どうしよ……』
……ここで魔法を使ったら一発なんだけど……
魔法と科学
……ばれる可能性もあるし……
「ギャアアァァアッッ!!!」
ブンッ
〈わっ……〉
恐竜っぽい魔物が尻尾を振り回して、フーちゃんに……!!!
『っ……一気にかたずけるっ!!!
《闇落し》!!!』