ただ一人の魔法使い



勝「……新川、さっきのを説明してもらおうか…」



『な…何の事で…ゴザイマショウ…』



緊張しすぎて、最後の辺りがカタカナに……



リ「…さっきの能力の事とか……」



『えっと……あの…その…』



〈言い訳を考えて!実は『光』の能力も使えたとか〉ボソッ



『う…うん……』ボソッ



七「……言い訳と嘘は私には通じない事をお忘れなく。」



…そうでした…



七里ちゃんは

『透視能力』保持者…



嘘は全てばれる



七「……魅衣。」



『………はい…』



七「洗い浚い……話してもらいましょうか…?」



『………はい(泣)』



……今までで一番、七里ちゃんを恐いと思った瞬間だった



『……はぁ……』



もう…



言い逃れは出来ないな…




< 78 / 267 >

この作品をシェア

pagetop