ただ一人の魔法使い



トントンッ



夜「…ちょっと……」



『あっ夜斗君……どうしたの?』



夜「……言いたい事がある。」



無表情で、夜斗君が言った



『うん、どうしたの?』



ス…



夜「……皆に言えない事だから、隣の教室に…」コソッ



耳打ちで、私にしか聞こえない位の声で言った



…皆に言えない事……?



『わかった。』



相談事か何かかな…



…夜斗君に私が魔法特殊能力者って事言ってなかったし、そこで言おっと



オ〈…黒髪のレディ?何処に行くんだい?〉



『ちょっと隣の教室に…』



〈私も行く!〉



『フーちゃんもちょっと待ってて?…行こっか?』



夜「……ああ。」



私と夜斗君は、隣の教室に向かった







七「…………」






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