天神学園高等部の奇怪な面々Ⅲ
二人を連れて、宜虎は山の中へと入っていく。
「時期じゃねぇから多少味は落ちるかも知れねぇが、山菜とか野草とか、山の中には案外喰えるものがあるんだ。茹でて調味料ぶっかけるだけでも、美味いもんだぜ?」
「へぇ~…そうなんだ…」
芽々が感心したように頷く。
ここまで来るとキャンプというよりもうサバイバル生活だ。
(宜虎君ならジャングルに体一つで放り出されても生きていけるかもね…)
密かに心の中で呟く芽々。
そんな彼女の面前に。
「おい芽々、これ喰うか?」
宜虎がブラリとぶら下げたのは蝮!
「~~~~~っっっ!」
芽々が声なき悲鳴を上げる。
「そんな喜ばなくても」
「喜んでないっ!早くどっか捨ててきてよっ!」
「えー、勿体ねぇ。蛇は貴重な蛋白源でだなぁ…」
「毒蛇じゃないっ!」
「いやいや、焼酎に漬け込んでおくと滋養にいいってウチの親父が…」
「いいから捨ててきてっ!」
小夜と共にパニクる芽々だった。
「時期じゃねぇから多少味は落ちるかも知れねぇが、山菜とか野草とか、山の中には案外喰えるものがあるんだ。茹でて調味料ぶっかけるだけでも、美味いもんだぜ?」
「へぇ~…そうなんだ…」
芽々が感心したように頷く。
ここまで来るとキャンプというよりもうサバイバル生活だ。
(宜虎君ならジャングルに体一つで放り出されても生きていけるかもね…)
密かに心の中で呟く芽々。
そんな彼女の面前に。
「おい芽々、これ喰うか?」
宜虎がブラリとぶら下げたのは蝮!
「~~~~~っっっ!」
芽々が声なき悲鳴を上げる。
「そんな喜ばなくても」
「喜んでないっ!早くどっか捨ててきてよっ!」
「えー、勿体ねぇ。蛇は貴重な蛋白源でだなぁ…」
「毒蛇じゃないっ!」
「いやいや、焼酎に漬け込んでおくと滋養にいいってウチの親父が…」
「いいから捨ててきてっ!」
小夜と共にパニクる芽々だった。