天神学園高等部の奇怪な面々Ⅲ
川魚、山菜と大量に採れた。

皆でカレーでも作って食べればいいかと考えていた芽々と小夜にとっては、思わぬ山の幸となった。

「欲を言えば肉料理も欲しいとこだな。山鳩とか兎とかも美味いぜ?ちょっと待っててくれ、捕まえてくるから」

宜虎が再び山の中に入ろうとするが。

『い、いいよっ…鳩や兎食べるなんて…可哀相だよっ…』

小夜がフルフルと首を振る。

「そか?修行時代はよく食ってたけどなあ」

首を傾げる宜虎。

「う~さ~ぎ~美~味し♪」

「歌うな~っ!その歌詞『美味し』じゃなくて『追いし』だし!」

芽々が宜虎にフルスイングでツッコむ。

まぁとにかく、これで食料問題は解決した。

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