天神学園高等部の奇怪な面々Ⅲ
その後も賑やかに、六人は思い思い花火を楽しむ。
連発で花火を打ち上げてみたり、ネズミ花火を投げつけて大騒ぎしてみたり、周囲を明るく照らし出す花火の光に魅了されてみたり。
『お徳用花火セット』が二つもなんて余ると思っていたのに、気がつくと二つ目の封も切って尚物足りないほどの盛り上がりぶりだった。
「あら…もう線香花火しかないのね」
芽々が残念そうに言う。
「芽々先輩、小夜ちゃん、三人で誰が一番長く花火やってられるか競争しようよ」
きょうこの提案で、三人は同時に線香花火に火を点ける。
浴衣姿の女性陣三人が線香花火に興じる姿。
夏らしくとても絵になる。
どこか夢の中のような光景に、宜虎、葉也、陽の三人は見惚れていた。
連発で花火を打ち上げてみたり、ネズミ花火を投げつけて大騒ぎしてみたり、周囲を明るく照らし出す花火の光に魅了されてみたり。
『お徳用花火セット』が二つもなんて余ると思っていたのに、気がつくと二つ目の封も切って尚物足りないほどの盛り上がりぶりだった。
「あら…もう線香花火しかないのね」
芽々が残念そうに言う。
「芽々先輩、小夜ちゃん、三人で誰が一番長く花火やってられるか競争しようよ」
きょうこの提案で、三人は同時に線香花火に火を点ける。
浴衣姿の女性陣三人が線香花火に興じる姿。
夏らしくとても絵になる。
どこか夢の中のような光景に、宜虎、葉也、陽の三人は見惚れていた。