天神学園高等部の奇怪な面々Ⅲ
(くふふふ、見てろよ、陽に葉也~。私のセクシーダイナマイトな魅力に溺れさせてやるぅ)

きょうこは一人ほくそ笑む。

何やら作戦がある様子。

「小夜ちゃん、お料理できる?私、キャンプで炊事なんて初挑戦だよ」

「……」

芽々の問いかけにふるふると首を横に振る小夜。

「心配すんな!俺に全て任して大船に乗った気でいりゃあいい」

宜虎が高笑いする。

それにしても宜虎はキャンプに行くのに下駄で今回参加している。

というか、普段から下駄愛用の宜虎。

山道でコケないか心配である。

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