天神学園高等部の奇怪な面々Ⅲ
(何だこれ、最悪だ)
きょうこが目眩を覚えて蹲る。
「む、大丈夫か。少し休んだ方がいい」
きょうこの目眩の元凶になっているとも知らず、他人事のように言う葉也。
…海水浴に行けると思っていたから我慢できていた太陽の日差しが、急に恨めしく思えてきた。
陽もきょうこも、ジットリと嫌な汗をかく。
「どうするよ、これ…まるで道わかんねぇぞ?このままだと本当に山の中で遭難するかも…」
蒼い顔をして呟く陽。
「ちょっ…怖い事言うのやめてよっ…何だって夏休みのお泊まり旅行に来て遭難しなきゃいけないのよう」
きょうこも本気で不安そうだ。
「全くだ。考え無しに行動するから…」
訳知り顔で説教する葉也に。
「「いやお前だよ」」
陽ときょうこがツッコんだ。
きょうこが目眩を覚えて蹲る。
「む、大丈夫か。少し休んだ方がいい」
きょうこの目眩の元凶になっているとも知らず、他人事のように言う葉也。
…海水浴に行けると思っていたから我慢できていた太陽の日差しが、急に恨めしく思えてきた。
陽もきょうこも、ジットリと嫌な汗をかく。
「どうするよ、これ…まるで道わかんねぇぞ?このままだと本当に山の中で遭難するかも…」
蒼い顔をして呟く陽。
「ちょっ…怖い事言うのやめてよっ…何だって夏休みのお泊まり旅行に来て遭難しなきゃいけないのよう」
きょうこも本気で不安そうだ。
「全くだ。考え無しに行動するから…」
訳知り顔で説教する葉也に。
「「いやお前だよ」」
陽ときょうこがツッコんだ。