天神学園高等部の奇怪な面々Ⅲ
まるで香港映画のワイヤーアクションのようだ。
男は葉也の一撃で、数メートルは軽々と吹っ飛ばされて地面に叩きつけられる。
無論一撃で気絶だ。
…葉也が日本刀を鞘に納めたままだったからよかった。
もし抜き身の刃ならば、腹を貫通されていた所だろう。
「てっ、てめえ!」
仲間をやられて激昂した男がまた一人、葉也に殴りかかる!
しかし葉也は焦らず騒がず、鞘に納めたままの日本刀で男の向こう脛を強打!
「ぎゃっ!」
激痛と足を掬われた事で、男はその場で一回転して、これまた地面に叩きつけられる。
ボーッとして山の中で遭難寸前まで方向音痴を発揮した少年とはまるで別人のようだ。
葉也は圧倒的な太刀捌きで、きょうこを拘束していた男達を見る見るうちに倒していく。
「これならどうだ!」
一人の男が、葉也の鞘を掴んだ!
「この日本刀さえ取っちまえば、てめぇなんざ…」
「そう思うか…?」
底冷えのするような視線で、葉也は男を見下ろす。
そして次の瞬間。
「!?」
男に鞘を掴ませたまま、葉也は刀身を抜き放つ!
そして抜き身の真剣で、男の背中を一刀両断!!
男は葉也の一撃で、数メートルは軽々と吹っ飛ばされて地面に叩きつけられる。
無論一撃で気絶だ。
…葉也が日本刀を鞘に納めたままだったからよかった。
もし抜き身の刃ならば、腹を貫通されていた所だろう。
「てっ、てめえ!」
仲間をやられて激昂した男がまた一人、葉也に殴りかかる!
しかし葉也は焦らず騒がず、鞘に納めたままの日本刀で男の向こう脛を強打!
「ぎゃっ!」
激痛と足を掬われた事で、男はその場で一回転して、これまた地面に叩きつけられる。
ボーッとして山の中で遭難寸前まで方向音痴を発揮した少年とはまるで別人のようだ。
葉也は圧倒的な太刀捌きで、きょうこを拘束していた男達を見る見るうちに倒していく。
「これならどうだ!」
一人の男が、葉也の鞘を掴んだ!
「この日本刀さえ取っちまえば、てめぇなんざ…」
「そう思うか…?」
底冷えのするような視線で、葉也は男を見下ろす。
そして次の瞬間。
「!?」
男に鞘を掴ませたまま、葉也は刀身を抜き放つ!
そして抜き身の真剣で、男の背中を一刀両断!!