天神学園高等部の奇怪な面々Ⅲ
「きゃあああああっ!」
きょうこが思わず悲鳴を上げる。
「斬り殺したっっっ!」
「馬鹿言うな」
葉也は日本刀を鞘に納める。
「峰打ちだ。誰が愛刀を血脂で汚したりするもんか」
涼しげな表情のまま、葉也は言ってのけた。
「しっかし強ぇなぁ、葉也。俺なんて全く出番ナシだぜ」
陽が苦笑いする。
まぁこういう荒事は専門外なので、助かったと言えば助かったが。
「……」
きょうこは所在無さげにモジモジしている。
きょうこが感情的になって二人のもとを離れたせいで、こんな騒ぎにまで発展してしまった。
(やっぱ私ってトラブルメーカー…)
ショボンと項垂れるきょうこだったが。
きょうこが思わず悲鳴を上げる。
「斬り殺したっっっ!」
「馬鹿言うな」
葉也は日本刀を鞘に納める。
「峰打ちだ。誰が愛刀を血脂で汚したりするもんか」
涼しげな表情のまま、葉也は言ってのけた。
「しっかし強ぇなぁ、葉也。俺なんて全く出番ナシだぜ」
陽が苦笑いする。
まぁこういう荒事は専門外なので、助かったと言えば助かったが。
「……」
きょうこは所在無さげにモジモジしている。
きょうこが感情的になって二人のもとを離れたせいで、こんな騒ぎにまで発展してしまった。
(やっぱ私ってトラブルメーカー…)
ショボンと項垂れるきょうこだったが。