天神学園高等部の奇怪な面々Ⅲ
実は既に、陽は芽々に夏休みのお誘いのオファーを出している。
恐らく数限りなく誘いがかかっているであろう芽々。
しかし彼女はそんな中から、陽の誘いを受けてくれたらしい。
「でもまあ、大勢で集まった方が楽しいしな」
宜虎がきょうこの方を見る。
「きょうこも来りゃいいじゃねぇか。歓迎するぜ?」
「ホントッ?」
パァッと表情を輝かせるきょうこ。
宜虎はどこか兄貴分のような性格の為、手のかかる妹のようなきょうこの面倒もよく見てくれるのだ。
「これで五人…いや、六人か」
葉也が教室の隅で黙々と読書をしている一人の女子生徒に視線を向けた。
「小夜も来るだろ?」
恐らく数限りなく誘いがかかっているであろう芽々。
しかし彼女はそんな中から、陽の誘いを受けてくれたらしい。
「でもまあ、大勢で集まった方が楽しいしな」
宜虎がきょうこの方を見る。
「きょうこも来りゃいいじゃねぇか。歓迎するぜ?」
「ホントッ?」
パァッと表情を輝かせるきょうこ。
宜虎はどこか兄貴分のような性格の為、手のかかる妹のようなきょうこの面倒もよく見てくれるのだ。
「これで五人…いや、六人か」
葉也が教室の隅で黙々と読書をしている一人の女子生徒に視線を向けた。
「小夜も来るだろ?」