蒼色に溺れた

篝side.

「……ん…?」

誰……?
目を開けてみると、知らない女が目の前にいた。
女は相当驚いているようだ。

「……あ、あなた名前は?」
…なんだコイツ。

「知らない。」
名前なんてどうでもよかった。
ただ、
《美味そうな匂い》のする奴だから
近寄って喰ってしまおうかと思ってたんだ。

「……篝。」
え?
何で……。
「…先日いただいた篝火花が綺麗だったから……ご不満!?」
そういえば…
『先日買った篝火花が綺麗だったからよ!』

《アイツ》と同じことを言っている…。
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