蒼色に溺れた
篝side.
「帰ってくれ。」
「わ…わかったわ。」
響嘉は、走ってその場からいなくなった。
危ない…
響嘉を……喰うとこだった…。
俺は、響嘉のことが気に入ったみたいだ。
《あいつ》よりは……気に入ってはないが。
ガチャ……
「篝ー居るのー?」
来た、《あいつ》が。
この屋敷に始め侵入してきた奴……
「また“那里子”か…何んの用?」
「え? 何の用って…篝に会いに来たんじゃない♪」
ガタッ
俺は那里子を押し倒した
「うわっ!?篝早いよっ“食事はまだ”だよっ」
「俺もう無理…腹減った。」
ブツッ___
「ん、篝っ!ちょっと…」
そう…俺は、此奴の血が食事。
人間でいう…吸血鬼。
…………響嘉は…
俺が吸血鬼と知ったらどうするんだろのだろう…
俺から逃げるのか?
それとも…警察に引き渡すのか…。
それでもいい………
自分でもわからない気持ちが頭から離れることがない。