蒼色に溺れた

篝side.

「篝…ごめんなさいね…。」
「那里子…?」

ガチャッ
「あの瞳っ!間違いない、あの時逃がした吸血鬼だっ殺せ!!」

ああ…那里子…コイツも警察に俺を引き渡すんだな。

お前とは4日間楽しかったさ。

ガチャッ
え、誰だ…
まさかっ_____

「篝っ!」
響嘉っ


___________....

あ。

嘘…だろ……そんな…。

篝が警察に…
「何をしている…!?この大馬鹿者っ!!」
篝が…刺された。
「はやく、医者を!死んでもらっては困るっ」

「響嘉あぁ!!」
那里子が泣く。

ブツッ
俺は、自分の指を噛んだ。
血がドクドク流れでてくる。

「………飲め!俺の血を飲めば俺と同じになる」
「………。」
「死ぬなっ!」

「……嫌…ょ…飲まない…わ。」
「どうして!」
「篝…ごめん…さい、あなたの正体…気がついて…たの…。」
「え?」
「女学校で聞いた吸血鬼…噂と篝が一致する…の…。」
「私、一日しか篝と話したことないけど…一目惚れ…だったみたい。」
……
「好きだった…篝…私を喰べて…。」



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