蒼色に溺れた
響嘉は、涙を流しながら深い眠りについた。
“篝…忘れないで”
そう言ってるかのようだった。
「響嘉ああああっ」
「医者はまだかっ!」
俺も好きだった。
一日しか話したことがない響嘉に…恋をしたんだ。
あれから、数百年が経った。
久しぶりにあの屋敷があった場所に行くが…なにもない。
はじめにもっていたはずの名前は
永い間 誰にも呼ばれないでいたら忘れてしまった。
響嘉……
“篝…忘れないで”
忘れない
失くさない
呪いのように 永遠に。
“篝…忘れないで”
そう言ってるかのようだった。
「響嘉ああああっ」
「医者はまだかっ!」
俺も好きだった。
一日しか話したことがない響嘉に…恋をしたんだ。
あれから、数百年が経った。
久しぶりにあの屋敷があった場所に行くが…なにもない。
はじめにもっていたはずの名前は
永い間 誰にも呼ばれないでいたら忘れてしまった。
響嘉……
“篝…忘れないで”
忘れない
失くさない
呪いのように 永遠に。