恋歌
そこにはオレンジ色の髪をした

同じ学校の制服を着た人が

額に汗を浮かべて立って居た。

何時間も闇の中に居た私達には

いつもよりも光が眩しくて、

いつもよりも綺麗に見えた。

どこまでも広がる青く晴れた空に

浮かぶ曇が見える。
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