【キセコン】春夏秋冬スペース日和
「おい、ねーちゃん助けてくれへんか?」

家から小一時間程電車に揺られ、駅から十数分歩いてやっとたどり着く私立の高校。

中学の友達で同じ学校に通う者はいない。

寂しいかと聞かれれば、寂しい、というのが嘘偽らない本音だろう。

「おい、無視すなや! はよ、助けてくれ!」
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