【キセコン】春夏秋冬スペース日和
宇宙人が留学してくるという事で初めは驚き、自らの運命を呪った物だが、別れるとなるとやはりどこか悲しい。

「今度、遊びに来る時はマニラ星雲限定のドラムケーキ買ってくるから……」

という訳で、今彼女のお別れ会をしている。

なかなか地球に馴染めなくて、友達と呼べるのは傍らに佇む少女だけではあったが、別にクラスのみんなに嫌われていた訳ではない。

ただ、みんな接し方がわからなかっただけなのだ。
< 39 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop