LOVE☆PIECE
One love
不慣れなドキドキ。
美乃莉side
この春私は高校生になる。
それも地域の中で群を抜く頭の良い高校。(たぶんね)
慌ただしかった受験もようやく終わり、心底ホッとしていた。
私は馬鹿だった(らしい)から、琴ちゃんについて行く為に必死になって勉強しないとダメだった。
『みのりん、いくら親友でもレベルは下げるつもりない…ゴメン』
『そんなぁ、ひどい〜』
『真面目に勉強してこなかったからこうなるんだよ!』
呆れた表情をした琴ちゃんが今でも思い出せる。
でも今は違う!
礼儀正しい優等生になる為に、真面目に勉強するんだ。
まずは口の悪さから直してかないと、ね…
なんて考えていると、携帯が鳴りはじめた。
「はぁい?」
「みのりん!もしもし!」
「どうしたの〜?こんな時間に」
「いや、えっと…」
明日のことかな。流石に琴ちゃんでも緊張くらいする…よね。 だって明日で私たちの運命が決まるようなもんだもん。
「…クラス同じだといいね」
「本当だよ。みのりんと離れるなんて嫌だよーー!」
「受験は頑張れるけどクラス替えはなんともならないからね…」
「みのりん!」
「ん?」
「忘れないでよ?!クラス変わっても!」
「あったりまえじゃんー!」
そんな友情の確かめ合いは、時間の経つスピードを速める。
「もうこんな時間だぁ。」
「琴ちゃんもう寝る?」
「そうしよっかな…。みのりん、明日はある意味楽しみかも!」
「クラス同じだといいね!んじゃおやすみ!」
「おやすみ〜♪」
はぁ。
もう寝なきゃいけないのかぁ… 琴ちゃん。 私はいつでも、琴ちゃんが憧れだよ。
そう考えて目を閉じるとすぐに寝付けてしまった。
−−−……ピピピ
「…んー…」
ピピピピピ…………
「…はぁー?」
ピピピピピ!
「あーうわっ!」
すっかり寝坊していたことに気付いた私。
ちょ…っどうしよう。 高校生活第一歩が遅刻だなんてありえないよ!
バクバクと勢いの良い心臓の鼓動は私の頭を真っ白にさせる。
ウ●ダーを素早く飲み、顔を洗って、髪がボサボサのまま家を飛び出した。
この春私は高校生になる。
それも地域の中で群を抜く頭の良い高校。(たぶんね)
慌ただしかった受験もようやく終わり、心底ホッとしていた。
私は馬鹿だった(らしい)から、琴ちゃんについて行く為に必死になって勉強しないとダメだった。
『みのりん、いくら親友でもレベルは下げるつもりない…ゴメン』
『そんなぁ、ひどい〜』
『真面目に勉強してこなかったからこうなるんだよ!』
呆れた表情をした琴ちゃんが今でも思い出せる。
でも今は違う!
礼儀正しい優等生になる為に、真面目に勉強するんだ。
まずは口の悪さから直してかないと、ね…
なんて考えていると、携帯が鳴りはじめた。
「はぁい?」
「みのりん!もしもし!」
「どうしたの〜?こんな時間に」
「いや、えっと…」
明日のことかな。流石に琴ちゃんでも緊張くらいする…よね。 だって明日で私たちの運命が決まるようなもんだもん。
「…クラス同じだといいね」
「本当だよ。みのりんと離れるなんて嫌だよーー!」
「受験は頑張れるけどクラス替えはなんともならないからね…」
「みのりん!」
「ん?」
「忘れないでよ?!クラス変わっても!」
「あったりまえじゃんー!」
そんな友情の確かめ合いは、時間の経つスピードを速める。
「もうこんな時間だぁ。」
「琴ちゃんもう寝る?」
「そうしよっかな…。みのりん、明日はある意味楽しみかも!」
「クラス同じだといいね!んじゃおやすみ!」
「おやすみ〜♪」
はぁ。
もう寝なきゃいけないのかぁ… 琴ちゃん。 私はいつでも、琴ちゃんが憧れだよ。
そう考えて目を閉じるとすぐに寝付けてしまった。
−−−……ピピピ
「…んー…」
ピピピピピ…………
「…はぁー?」
ピピピピピ!
「あーうわっ!」
すっかり寝坊していたことに気付いた私。
ちょ…っどうしよう。 高校生活第一歩が遅刻だなんてありえないよ!
バクバクと勢いの良い心臓の鼓動は私の頭を真っ白にさせる。
ウ●ダーを素早く飲み、顔を洗って、髪がボサボサのまま家を飛び出した。