RAIN RAINBOW
「冗談ですよ、そんなムキにならないでください。─それはそうと、雨童ちゃんのこと、どう思います?」
「はい?んだから、小さい子として可愛いなぁって」
「そういうことじゃなくて、彼女自身のことですよ」
ケイトは言乃の言いたいことが分からず、首を傾げた。
「彼女は、本当に神様なんでしょうか?」
ケイトは納得して、雨童と会ってからのことを思い出してみた。
「さぁな、あいつがそういうからそうなんじゃないの?ことのんは何でそう思った訳?」
「言葉遣いはああでしたが、神様にしてはあまりにも子供です。」
「子供?」
ケイトが聞き返すと、言乃は頷いた。