RAIN RAINBOW
「こ、これは…?!」
水溜りに写っていたのはケイトと子供二人。
おまけにうちひとりは雨童とそっくりである。
聞こえてきた会話によれば、みぃと呼ばれているようだが。
「あんたの相方が行った場所の光景さ。二人一緒でいられた、最後の日の、のぅ。」
「最後の?つまり、この日にみぃちゃんは亡くなるということですか?」
「そうじゃ。時間はたしか夕方だったはずじゃ」
言乃は時計を見た。3時を回っている。水溜りを見れば、ケイトは二人と遊んでいる。