ぼくらのハーモニー Ⅱ




「よ。」

「おう。」

バスに乗った。

3年生になると、塾へ行く回数も多くなったので塾バスにのることになった。

涼太もだ。

俺は、涼太と同じ塾だった。

前は、ふつうのバスに俺と涼太と南方と行っていたけど・・・


まぁ仕方がないのだろう。



「クラス替えあったんだろ?」

「おう。」

「どうだった?」

「まぁまぁ?」

俺は、南方のこときかれるんじゃないか・・・?

と思った。

「柚希と一緒だった?」

案の定だった。

「いちおー。」

「なんだよ。その無愛想な答え方は!」

涼太は俺をバシン!と叩いた。
< 11 / 86 >

この作品をシェア

pagetop