ぼくらのハーモニー Ⅱ


「つかさ、お前2年の成績あんまよくなかったんだろ?」

「まぁ・・・。」

俺は2年はみんなには言っていなかったが成績が下がっていた。

「やばくないか?」

「そりゃ俺だってわかってるし・・・。」

「柚希・・・私立に決めたんだって。」

「は?」

「吹奏楽やりたいんだと。」

・・・あいつメールしてんのか。

俺は、してないな・・・

「あいつ本当に音楽やろうだな。」

「音楽バカだよ。ほんとに。」

南方の顔が浮かぶ。

あぁ・・・

こういうのを切ないっていうんだろうか。

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