ぼくらのハーモニー Ⅱ
原。
やってくれたな。
「大丈夫だよ。俺は、柚希のこと応援する。ひとりにはならないよ。」
「そんなことありえないよ。」
「俺は、心からそう思うよ。原もそうだとおもう。」
柚希が首を振る。
「なんで分かるの?」
「だって・・・・・・・としょっ!!!!」
もう喋れない。
そう判断した。
俺は、柚希を抱きしめた。
こんなことしていいのか?
と思ったけど。
俺は、もう我慢できなかった。
柚希がこんな悩んでるの。
はやく誰か柚希を幸せにしてあげてください。
柚希・・・
やっぱり気にしてたんだ。
あの図書館の原の態度。