《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
しばらく重苦しい沈黙が
流れてたけど、誰かが何か
言ったのを皮切りにドッと
ざわめきが戻ってくる。



近い席にいた女生徒が、
立ち上がって会長に声をかけた。



「とんだティータイムに
なってしまいましたわね、会長!

まったく……本当に不愉快
だわ、あの“独裁者”!」



「え…………?」



あたしはつい声に出して
言っちゃってた。



何……? 

今、なんて言った……?



「――誰にだってここで
お茶を飲む権利はある。

そういう言い方はよく
ないよ、杉本さん」


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