《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
6―それでも近づきたい
☆☆☆☆☆
―――夢を見た。
子供の頃の夢。
記憶の片隅に埋もれてた、
何気ない思い出――…。
『ホラ、オレも一緒に
行ってやるから。
シャンと立て』
しゃがみ込むあたしの
隣に立つ陸が、あたしの
腕を引っ張る。
だけどあたしはイヤイヤと
身をよじって、
『やだよぉぅ。
だって……言ったら後藤
先生、すっごく悲しむ……』
後藤先生っていうのは、
あたしと陸が小学校の時の
保健室の先生だ。
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―――夢を見た。
子供の頃の夢。
記憶の片隅に埋もれてた、
何気ない思い出――…。
『ホラ、オレも一緒に
行ってやるから。
シャンと立て』
しゃがみ込むあたしの
隣に立つ陸が、あたしの
腕を引っ張る。
だけどあたしはイヤイヤと
身をよじって、
『やだよぉぅ。
だって……言ったら後藤
先生、すっごく悲しむ……』
後藤先生っていうのは、
あたしと陸が小学校の時の
保健室の先生だ。
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