《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
やっぱり。
声の主は、陸だ。
陸が姿を現したのは、
あたしから向かって左手の方。
あっちだと、校舎の端と
繋がる渡り廊下から来たの
かもしんない。
手ぶらの陸はズボンの
ポケットに両手を突っ込んで、
ゆっくりと藤枝さんに近づいた。
「しょっちゅうここに
来るのはやめてっていつも
言ってるけど。
相変わらずお構いなしだね」
藤枝さんは再び竹刀を
おろして、ため息と共に
ちょっと不満げな声で言う。
_
声の主は、陸だ。
陸が姿を現したのは、
あたしから向かって左手の方。
あっちだと、校舎の端と
繋がる渡り廊下から来たの
かもしんない。
手ぶらの陸はズボンの
ポケットに両手を突っ込んで、
ゆっくりと藤枝さんに近づいた。
「しょっちゅうここに
来るのはやめてっていつも
言ってるけど。
相変わらずお構いなしだね」
藤枝さんは再び竹刀を
おろして、ため息と共に
ちょっと不満げな声で言う。
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