《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「いいだろ。
他に行くとこねーんだよ」



「温室は?」



「……あそこも、もう行けねー」



藤枝さんの近くの壁に
トンと背をついて、陸も
ため息混じりに言った。



(それって……
あたしがあの場所、
突き止めたから……?)



そっか。またあたしが来る
かもと思って、温室行くの
やめたんだ。



「あっそう。

でも、私の邪魔はしないでよ。
陸がいたんじゃちっとも
集中できないんだけど」


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