《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「――――さん」



どこかから声がしたような
気がして、あたしは
立ち止まった。



「―――芹沢さん」



間違いない。

やっぱり、あたしを呼んでる。



しかもこの声って――…?



(どこ………?)



声の出所を探してキョロ
キョロと周囲を見回すと、
少し先に小さく開いてる
ドアがあった。



何の部屋だっけ、ここ?


チラッと上を見るけど、
ドアプレートには何も
書かれてない。



(でもなんか――ここから
聞こえたような……)


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