《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
あたしは恐る恐るその
ドアに近づいて、隙間から
中を覗き込もうとした。



その瞬間――…



「……………っ!?」



グイッと腕を掴まれて、
一気に部屋の中へ引きずり
込まれる。



体が部屋の中に入り切った
途端、ピシャッとドアの
閉まる音も聞こえた。



(な、何―――…!!?)



はずみでよろめいた
体をあわてて立て直した
あたしの前に立ってたのは――。



「ゴメン、乱暴なことして。

大丈夫だった?」


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