《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
だけど――…あたしはもう、
知ってるんだもん。



「どんな思い出も……陸と
一緒に共有してるからこそ、
素敵なんだよ。

陸と一緒に思い出して……

陸と一緒に“懐かしいね”
って言うから、嬉しいの」



それぞれの胸の中でだけ
大切に箱に閉まっといたって、
そんなのダメ。



「陸が隣にいなきゃ……

あたしは………!」



「バカヤロ――…。

それでもオレは――
そうするしかねーんだよ……!」



搾り出したような切ない声。


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