《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
会場の照明もついたまま
だったから映りは不鮮明で、
ボンヤリとしかわから
なかったけど。



だけどそれでも、きっと
ほとんどの生徒はすぐに
気づいたにちがいない。



だってそれは、さんざん
出回ったあたしと会長の、
あの写真だったんだから……。



「な……ん、で……」



あたしのノドからかすれる
声が漏れた。



すでに周りからいくつもの
視線があたしにも注がれてる。



でもあたしは、どうしたら
いいかまるでわからなかった。


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